デッドリフトで腰が痛い原因と対策 正しいフォーム・改善エクササイズ・回復ガイド

デッドリフトで腰が痛くなるのはフォームの乱れや体の準備不足が原因かもしれません。この記事では、腰痛の主な原因、フォーム修正ポイント、ストレッチや体幹トレーニング、復帰の段階的な進め方まで徹底解説します!
1. デッドリフトで腰が痛くなる主な原因3選
1 背中が丸まる・腰を反りすぎる
背中が丸まったり、逆にフィニッシュで腰を過剰に反ると、腰椎(腰の背骨)に不自然な圧力がかかり、腰痛を引き起こします。
特に重量が増えるほどその影響は大きくなります。
ポイント:
- 胸を張る
- 肩を引きすぎず、肩甲骨は自然に固定
- 骨盤は前傾を意識して、腰椎をニュートラルに保つ
2 柔軟性不足(特にハムストリングスと股関節)
前屈やヒップヒンジ動作が硬いと、股関節で動けず腰で代償する癖がつきます。
これはデッドリフトにおける「フォーム崩れ」を誘発しやすく、腰の過剰使用につながります。
チェック方法:
- 立位前屈で手が床に届かない
- しゃがむと骨盤が後傾して腰が丸まる
3 体幹(腹圧)不足
腹圧をかけられず、体幹が不安定な状態でバーベルを持ち上げると、腰が支えきれずダイレクトに負担がかかります。
腹筋の弱さだけでなく、腹圧のかけ方を知らないケースも非常に多いです。
対策:
- 息を吸い込み、腹を膨らませるように腹圧をかける
- ブレーシング(腹部を固める意識)を習得する
2. 正しいデッドリフトフォームを理解しよう
フォームは“動作の土台”。以下の手順とポイントで安全なデッドリフトを身につけましょう。
ステップごとの流れ
- 足幅とバーの位置:足は腰幅〜肩幅。バーは足の真上にセット。
- 背中をニュートラルに:胸を張って、背骨が一直線になるように。
- 骨盤を前傾させる:お尻を引くようにして、腰を反らない。
- 腹圧をかける:息を吸ってお腹を膨らませ、腹を固めたまま動作。
- 持ち上げるとき:床を脚で押す意識で、バーはすねに沿わせる。
- 戻すとき:バーは身体に沿って、お尻を後ろに引きながら戻す。
補足:
- 動画や鏡でフォームをチェック
- フォームが崩れたら重量を落として再練習する勇気も必要!
あと、ちゃんとパワーベルトを巻いて行うことで、腰痛を予防することができます。
私もデッドリフトをやる時は必ずパワーベルトを巻いてやるようにしています。
3. 柔軟性と体幹を強化するエクササイズ
腰に痛みが出る人は、単なるフォーム修正だけでなく、「柔軟性」と「体幹安定性」の両方を整えることが重要です。
柔軟性アップエクササイズ
- ヒップヒンジドリル:棒を背骨に当てて前傾練習(背中を丸めず動く感覚をつかむ)
- ダイナミックレッグスイング:股関節の可動域改善
- ハムストリングスストレッチ:座って脚を伸ばして前屈(30秒×左右)
体幹安定トレーニング
- プランク(基本):30秒×2〜3セット
- デッドバグ:腹圧を保ちながら手足を交互に動かす(10〜15回)
- グルートブリッジ+バンド:お尻を鍛えることで腰の負担を軽減
4. 腰に痛みが出たときの対処法
腰痛が発生したら、無理せず即座にトレーニングを中止し、以下の流れで回復を目指しましょう。
初期対応(24〜72時間)
- 炎症がある場合はアイシング(15分×3回/日)
- 強い痛みや痺れがあるなら整形外科へ
- 安静+歩行程度の軽い活動
回復期(3日〜1週間)
- フォームローラーで筋膜リリース(腰ではなくハムや臀部を中心に)
- 軽い体幹運動やストレッチで血流促進
トレーニング再開の目安
- 痛みが完全になくなるまでは低重量&部分可動域
- ルーマニアンデッドリフトなどでヒップヒンジを再習得してから、本格的なデッドリフトへ戻る
5. よくある質問(FAQ)
Q1. 腰が痛い人はデッドリフトをやらない方がいいですか?
→ 正しいフォームと段階的負荷設定ができれば、むしろ腰を守るための最良の種目になります。
Q2. 腰に優しい代替種目はありますか?
→ ヒップスラスト、ケーブルプルスルー、グルートハムレイズがおすすめです。
Q3. デッドリフト中にベルトは必要ですか?
→ 重量が高くなってきたら有効。ただし、自分で腹圧をコントロールできることが前提です。
6. まとめ&行動プラン
- 腰が痛くなる原因を「フォーム・柔軟性・体幹」の3つから分析
- 動画撮影や柔軟性チェックで自分の弱点を知る
- 痛みが出たら焦らず中断し、体幹とフォームを再構築
- 長く続けるためにも、“腰を守る準備”こそ最強の予防策!
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