【ビタミンB群のダイエット効果】痩せる体にする食品を解説

2021年6月24日

ダイエットの基本といえば運動と食事制限です。

消費カロリーより、摂取カロリーを減らせば体重が落ちて痩せますが、間違った食事制限をしてしまうと、かえって痩せにくい体になってしまう場合もあります。

 

そこで、今回はきっちりと食事を取りながら「無理なく痩せるためのポイント」や「どのようなものを食べればよいのか」についてご紹介します。

痩せるポイント

・朝食はしっかりと食べる

・タンパク質をたくさん食べる

・糖質や脂質を代謝してくれるビタミンB群を摂取する

ビタミンB群のダイエット効果

goulash-2577680_1920.jpg

3大栄養素といえば「糖質・脂質・タンパク質」です。

これに「ビタミン」と「ミネラル」の2つ加えると5大栄養素になり、痩せるためにはビタミンが大切になります。

 

まず、ビタミンの中で、ビタミンB群は別名「代謝のビタミン」とも呼ばれ、私たち人間が活動するためのエネルギーを作るのに必須の栄養素です。

そのビタミンB群の中でも、ビタミンB1は糖質をエネルギー換える働きがあり、ビタミンB2には脂質の代謝に関わります。

 

また、ビタミンB6にはタンパク質を代謝する働きがあるので、ビタミンB1・2・6が体内で代謝をして、脂肪をためこまないようにしてくれるのです。

 

つまり、ビタミンB群を摂取することでダイエットの効果が期待できるのです。

ビタミンB群を取る前に食事で大切なポイント

まずは、日々の食事で大切なことついてご紹介します。

ビタミンB群を取る前のポイント①朝食をしっかり摂る

いろんな情報があふれている中、1日1食がよいとか、朝ご飯は食べないほうがよいなどいろいろ言われていますが、まず基本として朝ご飯をしっかりと食べることは大切です。

 

朝ご飯を食べないと、前日の夜から昼食までご飯を食べないことになります。

 

すると空腹が続き、自然とお昼に食べる量が増えてしまったり、空腹が続くことで低血糖の状態になってしまいます。

それにより、強い空腹感やだるさ、集中力の低下の症状が出ることがあるのです。

 

また、ミズーリ・コロンビア大学が行った実験では、朝に高タンパク食の食事を取ることで、1日を通じて食べる量を減らせたり、体脂肪が増加するのを抑制できたという結果が出ています。

 

つまり、朝ご飯をしっかり食べ、なおかつタンパク質を多めに取ることで、痩せやすい体になるのです。

ビタミンB群を取る前のポイント②よく噛む  

食事の際によく噛むということも大切です。

 

噛む回数が増えると消化・吸収がゆっくりになるため空腹感をもたらすインスリンの分泌が抑えられます。

ビタミンB群を取る前のポイント③タンパク質を取る

体の約60%は水分、約20%はタンパク質です。

 

食事制限をしてタンパク質が不足すると、筋肉を分解してエネルギーを作り出してしまいます。

筋肉の量が減ってしまうと、かえって痩せにくい体になってしまいますので、しっかりと食事で摂取する事が大切です。

 

また肉や魚、卵や大豆の食品にはタンパク質の他に脂質も多く含まれていて、これらは消化に時間がかかり腹持ちがよいため、無駄な食欲や間食が減る効果があります。

 

しっかり食事を取ることで、食後に体温を上げてカロリーを燃やす働きもあります。

 

ちなみに、プロテインの中にビタミンを配合してあるものを選べば「タンパク質」と「ビタミン」を効率よく摂取することができますので、活用するのもよいでしょう。

ビタミンB群は不足しやすい

最近は食生活の乱れや、加工された食品を食べることが多くなってきたため、ビタミンB群は不足しやすい状態になっています。

 

例えば、先ほどもお伝えしたように、ビタミンB1は糖質を、B2は脂質、B6はタンパク質を代謝します。

つまり、白米やパンなど精製された食品を食べたり、過食したりすることでビタミンB群は大量に消費してしまうのです。

 

さらに、加齢やストレス、アルコールの飲みすぎなどもビタミンB群が大量に消費する原因となるので、注意が必要でしょう。

 

そのため、食生活に気をつけたり、ストレスをため込まないようにするだけでも、痩せやすい体を作るためには大切になります。

ビタミンB群を多く含む食品

では、ビタミンB群を多く含む食品についてお伝えしていきます。

ビタミンB1を多く含む食品

ビタミンB1は、豚肉、うなぎ、玄米、枝豆に多く含まれていて、豚肉はニンニクと一緒に食べることでビタミンB1の効果を引き出してくれます。

 

ニンニクに含まれるアリシン」という成分はビタミンB1と結合して「アリチアミン」という物質になります。

 

アリチアミンになることで、ビタミンB1が体内に吸収されやすくなります。  

またビタミンB1には老廃物を体の外に捨てる働きがあるため疲れを解消してくれる効果もあります。

ビタミンB2を多く含む食品  

アーモンド、うなぎ、納豆、牛乳には脂肪を燃焼してくれるビタミンB2が豊富に含まれています。

また、ビタミンB2は「発育ビタミン」とも呼ばれ、子どもの発育に欠かせないビタミンです。

 

皮膚や爪、髪の細胞の再生を促す働きもあるため、健康的な髪や皮膚を作るためにビタミンB2は重要です。

ビタミンB6を多く含む食品  

レバー、マグロ、ニンニク 自然界のものに多く存在し、果物ではバナナに多く含まれています。

 

ビタミンB群は水溶性ビタミンで尿として排出されてしまうため、体に貯めることができないので、毎日ビタミンB群を含む食品を食べることが大切になります。

ミネラルの摂取も大切

ビタミンも大切ですがミネラルも大切です。

 

ミネラルの中の「マグネシウム」はストレスを受けた時に消耗します。

ストレス社会の現代ではマグネシウムが不足してしまいがちで、摂取不足がうつ病の原因にもなると言われています。  

 

ダイエットも精神的にストレスがかかることがあるので、摂取不足には注意しましょう。

ビタミンB群のダイエット効果についてのまとめ  

食事制限をして必要なタンパク質やビタミンが不足すると、結果的に脂肪をためこみ、痩せにくい体になってしまいます。

無理なく、ストレスなく痩せていくには、しっかりとエネルギー代謝してくれるビタミンB群の摂取が大切です。

普段からの食事を気にして、痩せやすい体にしていきましょう!