人工甘味料危険?カロリーゼロ表示に隠された秘密とは!?
あなたは甘いものは好きですか?
今は昔と違い、いつでもどこでも食べ物を買うことが出来ます。
そして、食べ物や飲み物が欲しくなったら、スーパーやコンビニでジュースやお菓子を買うと思います。
しかし、商品を買うときに、パッケージに書いてある食品表示を見る人は少ないのではないでしょうか。
健康思考が高まったことによりダイエット飲料やダイエット食品が増えています。
それに伴い食品に含まれるカロリーや糖質、添加物など気にして購入する人も多くなってきています。
そのため、最近のCMや商品のパッケージに無添加をうたう商品をよく見かけるようになりました。
ただ、無添加表示や食品表示には、表示しなくてもよい意外なカラクリがあったのです。
そこで今回は、意外と知られていない食品表示のカラクリと、注意したい添加物についてご紹介します。
人工甘味料など食品表示のカラクリ
無添加と表示されていても実際には添加物が使われていることがあります。
食品衛生法では、原材料を加工する段階で添加物を使うが、それが食品に持ち越される量が微量であれば「キャリーオーバー」として表示しなくて良いと免除されています。
さつま揚げなど練り物の製造過程で使われる「リン酸塩」や国産ワインに使われている輸入ブドウ果汁には保存料の「ソルビン酸」が使われていることがあります。
これらはキャリーオーバーで表示しなくて良いとされているのです。
そのため、今まで無添加と信じて食べていた食品にも、添加物が含まれている可能性はあります。
カロリーゼロ表示
また、ダイエット飲料・食品として 「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「砂糖不使用」など様々な表示を見かけます。
しかしカロリーゼロは本当にゼロだと思っていませんか?
実は100mlあたり5キロカロリー未満のものは「ゼロ・ノン・レス・無」というと表示を使うことが出来ます。
そう、全くのゼロではありません。
実際、500mlの飲料だと25キロカロリー未満だと「ゼロ」という表示が出来るのです。
そのほかにも飲料だと20キロカロリー以下で、食品は40キロカロリー以下だと「甘さ控えめ」「カロリーオフ」という表示ができます。
さらに「糖質ゼロ」は糖質が0.5g未満までだったら、それぞれ表示が出来きてしまうのです。
ただ、実際にカロリーが低ければいいじゃないかと思う方もいるでしょう。
しかし、カロリーを抑えるために余分な添加物を加えているため、かえって太りやすくなってしまったり健康を害してしまう可能性もあるのです。
人工甘味料は注意したい添加物
カロリーゼロの食品には「人工甘味料」が含まれていて無駄な食欲を引き起こす原因になる物質が含まれています。
この人工甘味料は、砂糖のように甘いのにカロリーはほとんどないという、とても不思議なものです。
人工甘味料の種類
日本で許可されているものは、「サッカリン」「スクラロース」「アスパルテーム」「アセスルファムK」「アドバンテーム」「ネオテーム」の6種類です。
中でもアステルファムKはショ糖の200倍の甘さを持っていて、スポーツドリンクやダイエット食品によく使われています。
人工甘味料の危険性
人工甘味料を定期的に摂取している人は、6倍も体脂肪をためこみやすいと言われています。
フランスが13年に行った実験では、1週間に「500mIの砂糖入りの飲料」と「ダイエット飲料」を飲む人を比べたところ、15%も糖尿病のリスクが高かったという研究発表もあります。
また人工甘味料は摂取しても血糖値は上昇しません。
人工甘味料にはブドウ糖が含まれないため、人工甘味料を摂取しても血糖値は上昇しない。
実際に健常人にブドウ糖、果糖、または3種類の人工甘味料(アスパルテーム、アステルファムK、スクラロース)のいずれかを投与して血糖値、インスリン値の反応を比較検討した報告では、ブドウ糖を投与したときは血糖値、インスリン値はともに上昇したが、人工甘味料を投与したときは、血糖値、インスリン値ともに上昇は認めなかった。
人工甘味料と糖代謝 金沢医科大学医学部衛生学
脳は甘味を感じると、血糖値を下げるためにホルモンを出すのですが、実際には血糖値が上がっているわけではないので、血糖値が下がりすぎてしまいます。
すると体は、糖分を摂取して血糖値を上げようとするため、さらに甘いものが欲しくなってしまうということが起こります。
つまり、人工甘味料を摂取すると、かえって甘いものがほしくなってしまうということが起こるのです。
人工甘味料は砂糖に比べて安価なため、一般のお菓子やジュースにも使用されていますので気にしてみてはいかがでしょうか。
人工甘味料についてのまとめ
我々が手ごろな価格でお菓子やジュースが買えるのは人工甘味料のおかげでもあります。
さまざまなダイエット飲料や食品が出回っていてすべてが悪いものではないでしょう。
これからはカロリーだけを気にするのではなく、何を使っているのかを気にしてみるのも健康のためには大切なのではないでしょうか。