BCAAをオススメする5つの理由!【BCAAは筋トレの効果を高めます】
あなたは「BCAA」を摂取していますか?
BCAAとは、必須アミノ酸の「バリン・ロイシン・イソロイシン」の3種類を組み合わせたもので、以下のような特徴があります。
・筋肉の発達を促す
・筋繊維の傷を修復する
・テストステロンを高める
BCAAは筋トレをして筋肉をつけていくために、必須のサプリメントです。
そこで今回は、BCAAの効果や役割ついて解説していきます。
BCAAをオススメする5つの理由
まず、BCAAについてもう少し詳しくご紹介すると、タンパク質は体内で分解されてから、アミノ酸となり体内に吸収されます。
そんなアミノ酸は、体内で作ることの出来ない「必須アミノ酸」と、体内で作ることの出来る「非必須アミノ酸」に分けられます。
バリン・ロイシン・イソロイシン・ヒスチジン・メチオニン・トリプトファン・リジン・フェニルアラニン・トレオニン
グリシン・アラニン・アルギニン・システイン・アスパラギン・アスパラギン酸・グルタミン・グルタミン酸・セリン・チロシン・プロリン
BCAAは、必須アミノ酸である「バリン・ロイシン・イソロイシン」の3種類のアミノ酸で構成され、それが筋肉のエネルギー代謝や合成に関わっています。
BCAAをオススメする理由①タンパク質の合成を促す
BCAAには、タンパク質の合成を促し、筋肉を発達させる働きがあります。
スエーデンの研究者たちが行った実験では、BCAAはトレーニング後の体に、高いアナボリック作用をもたらすという結果が得られました。
アナボリックとは「同化」のことで、タンパク質が吸収され筋肉に変わることを言います
つまり、BCAAを摂取しておくことにより、体の筋肉が発達しやすい状態にすることが出来るのです。
BCAAをオススメする理由②筋肉の合成を促し分解を抑えてくれる
筋肉を収縮させるエネルギーは、筋肉にため込まれているグリコーゲン(糖質)を分解して出来るATP(アデノシン三リン酸)と、脂肪が分解して出来たFFA(遊離脂肪酸)によって作られます。
普段筋トレをしている際は、このグリコーゲンと脂肪をエネルギー源として使っているわけですが、これらが不足してくると、次はアミノ酸であるBCAAがエネルギーとして働きます。
しかし、このBCAAも不足してしまうと、今度は筋肉を分解してBCAAを作り出そうとしてしまいます。
そうすると、結果としていくら頑張って筋トレをしても、効果が上がらないということが起こるのです。
そのため、筋トレが始まる前からBCAAを摂取しておき、筋肉の分解を防ぐことが大切になります。
BCAAは、摂取すると約30分~60分で血中濃度が最大になるため、筋トレの30~45分前までに摂取しておくと良いでしょう。
私も筋トレの30分前には摂取するようにしています。
最近はゴールドジムのBCAAを摂り始めました。
BCAAをオススメする理由③筋繊維の傷を修復し回復を早める
BCAAには、筋肉の回復を早める効果があります。
トレーニング雑誌アイアンマンに、減量中の被験者にBCAAを摂取してもらうという実験が紹介されています。
これは、アメリカのミネソタで行われた実験で、減量中にも関わらず、BCAAを摂取することで、筋量を大幅に維持し、ほぼ体脂肪だけの減量に成功したという結果が出ています。
さらに、傷の修復にも効果が期待されています。
研究者たちによると、BCAAを摂取することで傷の治癒速度も早まったそうだ。トレーニングによって筋肉は筋繊維に細かい傷を受ける。それを修復することが筋発達につながるわけだが、もしBCAAが傷の修復にも役立つことが事実であるなら、BCAAは筋発達にも貢献してくれる可能性が高まることになる。
IRON MAN 2017 12 No.330
つまり、BCAAを摂取すると筋肉の分解が抑制され、筋量を維持したまま減量が出来るだけでなく、傷の治癒速度も早まり、筋肉の発達にも効果が期待出来るのです。
BCAAをオススメする理由④筋肉を作るホルモンを分泌させる
男性ホルモンの一種であるテストステロンには、筋肉の発達を促す働きがあり、それにより男性は、男らしいがっしりとした体つきになります。
そのため、テストステロンのレベルを高めておくことは、筋トレの成果を上げるためには必須のホルモンなのです。
そんなテストステロンについて、アメリカのチャールストン大学が、BCAAを「トレーニング中と終わった直後」に摂取してもらうという実験を行いました。
それによると、BCAAをトレーニング中から摂取することで、テストステロンのレベルが著しく増加したという結果が出たのです。
つまり、BCAAを摂取することでテストステロンのレベルが高まり、筋肉の発達が促されるということです。
BCAAをオススメする理由⑤筋肉を維持しながら脂肪燃焼を促す
・体のエネルギー源は糖質
・糖質が不足すると、筋肉を分解してエネルギーを作り出す
減量中やダイエットをしている時の悩みとして、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちてしまうことがあります。
その理由は、体を動かすエネルギーが不足してしまっているからです。
まず、減量中やダイエット中は、通常時と比べて食事の量を減らします。
すると、だんだんと体のエネルギー源である糖質が不足してしまいます。
そのため体は、筋肉の中に含まれるタンパク質を分解して糖質を作り出し、エネルギーとして活用します。
それにより、筋肉量が減少していまい、基礎代謝の低い体になり、逆に痩せづらい体になってしまいます。
ここで、トレーニング雑誌アイアンマンに紹介された記事をご紹介します。
これは登山家にBCAAを摂取させた実験です。
『この実験は、エベレスト登頂を目指す登山家たちへの影響を調べるために行われたものだ。というのも、登山中、彼らは摂取カロリーを制限しないといけないわけだが、その間に彼らは体重を激減させてしまう。
(中略)
そこで登山時の低カロリー摂取の期間中にBCAAを組み合わせたところ、確かに体脂肪の現象は顕著に見られたものの、筋量は維持されたそうだ。』
IRON MAN 2017 12 No.330
つまり、痩せたいと思って筋トレをしている人も、BCAAを摂取することで、筋量を維持しながら減量することが出来るのです。
BCAAについてのまとめ
・BCAAは筋トレの30~45分前までに摂取しておく
・テストステロンのレベルを高めるためには、筋トレ中や筋トレ後にも摂取する
・筋肉量を維持出来るだけでなく、筋肉の回復を早める働きがあるため、筋肉の発達も期待出来る
BCAAを摂取することで、効果的に筋肉の発達を促すことが出来ます。
もし、筋トレをしているのにBCAAを摂取していないのであれば、新たに取り入れてみてはいかがでしょうか。