ストレッチをすると眠くなる理由は何?【神経が整います】

なんかストレッチをやると眠くなるんだよなー。リラックスできてるってことでいいのかな?もし、ストレッチをやる時のポイントがあったら教えてほしいな。

 

こういった疑問にお答えします。

 

この記事でわかること

・ストレッチをすると眠くなる理由は何かわかる

・ストレッチをする際のポイントがわかる

 

私自身筋トレをはじめて15年以上たち、現在はゴールドジムで目標を立てながら筋トレをしています。

  

 

こういった私が疑問にお答えします。

 

ストレッチをすると眠くなる理由は何?

まず結論から言ってしまうと、ストレッチをすると眠くなる理由は、副交感神経が優位に働くようになるからです。

 

そもそも、人間の体をコントロールしている自立神経です。

そして、自律神経には血圧や心拍数を高めて日中に活発に働く交感神経と、血圧や心拍数を下げて体がリラックスした時に働く副交感神経があります。

これらの切り替えがスムーズにおこなわれることで、私たちは何事もなく過ごすことができています。

 

しかし、現代はストレス社会です。

 

肉体的疲労や精神的ストレスなどにより、交感神経が優位に働き続けてしまう場合が多くあります。

それにより、肩こりや頭痛・めまいといった症状だけでなく、寝付きが悪かったり、睡眠が浅い状態になってしまうのです。

 

そこで、副交感神経を優位に働かせるために効果的なのがストレッチです。

 

このストレッチをやることで、血圧や心拍数が下がり、副交感神経が優位に働きやすくなります。

その働きによって、睡眠の質が良くなるだけでなく、体の疲れが取れたり、精神面も安定します。

 

なので、夜寝る前などにストレッチをやることで、体がリラックスして眠くなり、質の良い睡眠が取れるようになるでしょう。

 

ストレッチをする際のポイント

では、実際にストレッチをやる際のポイントをいくつかご紹介します。

その①反動を使わない

まず1つ目は、反動を使わないということです。

 

ストレッチをして副交感神経を優位に働かせるためには、ゆっくりとおこなう「静的ストレッチ」をやることが大切です。

静的ストレッチとは、反動を使わずにじっくりと伸ばすストレッチのことで、反動を使ってストレッチをやってしまうと「伸張反射」により、かえって筋肉が硬くなってしまいます。

 

なので、ストレッチをする際は、反動を使わずにゆっくりと伸ばすようにしましょう。

 

その②呼吸を意識する

2つ目は、呼吸を意識するということです。

 

ストレッチをやる際に呼吸を意識することで、血圧が上がるのを防ぎ、筋肉の緊張を緩和する効果があります。

そのため、ストレッチをする際は、呼吸を止めずにゆっくりと呼吸をしながらやるようにしましょう。

 

そうすることにより、ストレッチの効果も高まっていきます。

その③20秒くらいかけて伸ばす

3つ目は、20秒くらいかけて伸ばすということです。

 

ストレッチは5秒や10秒伸ばした程度では、あまり効果がありません。

日本理学療法士協会が男女20名におこなった実験によると、

ストレッチの持続時間として10秒では、不十分であることが示唆された。20S、60Sでは、男女とも統計的に有意な低下を認め、ストレッチの持続時間として、20秒~60秒は有効であることが考えられた。

静的ストレッチングの効果的な持続時間について

とあります。

つまり、ストレッチは短いと効果はあまり期待できず、20秒以上やるのが効果的というわけです。

 

ただ、60秒伸ばしても20秒伸ばした時と効果は変わらないので、20秒を目安に伸ばすようにすると良いでしょう。

 

ストレッチをすると眠くなる理由のまとめ

ストレッチをして眠くなるのは、副交感神経が優位に働くようになるからです。

そのためには、反動を使わずにやったり、呼吸を意識するなど、正しいやり方を意識するようにしてください。

 

そして、もし自宅でストレッチをやるならば、ヨガマットも活用しながらおこない、継続的にやるようにしましょう。